有意義なお話でした。
昨日は、商工会議所の工業部会 モノづくり経営塾 <第3回>
小さな町工場を継承 トップメーカーにどう成長させたのか
~アイリス流モノづくりの極意とは~
アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山健太郎氏 の講演会へ。
工業部会というだけあって、男性が圧倒的。どんな業界でも、ビジネスの基本は同じだと思うのです。こういう場に女性がなかなか出てこないのは本当に残念。
そのせいか、お米(炊飯器)の話をするときに、大山会長が私の方を見て・・・。私は首を振ったり、頷いたりして応えるという変なコミュニケーションをすることになりました
印象に残った言葉は
1.身の丈に合ったサイズで。
この言葉は何度も仰っていました。同感・納得です。私も心がけていること。
2.魚のいるところに船を進めていくのが経営者の仕事。
3.異業種に参入し、たくさん失敗しないとノウハウが残らない。
これが一番大事。でも難しい。失敗しないと(する勇気がないと)ダメは私の口癖。
この精神はSMAPも同じ。だから好きなんです。舗装された道路を歩いてきた後輩Gとは違う。
経営者や男性にSMAPファンが多いのはそういうこと!
話がそれてる?いえいえ、同じことです。
新事業を開拓(開発)することの難しさを一番わかっているのは経営者であり、主に男性。道なき道を行く。非常識を常識にしていく。それをSMAPは芸能界でやり続けてきた。傷だらけになりながらね。女性はそういう仕事を経験する機会が少ないでしょ。
〝新しい〟を生みだしていけないと、現状をも維持できないんですよ。解ります?
現に、アイリスオーヤマ本体の売上の62%が過去3年以内に発売したものだと言っていた。
気づいたら、直近のたった4年で、いつの間にか家電メーカーになっていたと。
4.小さな会社は強い!なぜならばトップがオールマイティーだから。トータルで物事が判断できる。全体最適で世の中の変化に対応していける。
これは私もメリットとして感じていること。大山会長からのエールだと受け止めました。
5.現場が大事。見て、考えて、開発する。
話の途中で、『現場』という言葉が製造する現場(会社側)から、生活者(ユーザー側)に変化したのを感じました。「生活軸の中でキーワードを見つける」は大きなポイントかなと。〝キーワード〟は結構難しい。
そして。最も心に残ったのは、オイルショックの後、倒産の危機にあい、原点の東大阪の会社を閉鎖したあとに会長が作ったという、企業理念。その一番最初に刻まれた言葉。
会社の目的は永遠に存続すること。
いかなる時代環境に於いても利益の出せる仕組みを確立すること。
重い言葉です。この言葉の中に会長の想いが凝縮されているような気がしました。
2時間という短い時間でしたが、有意義なお話を聞くことができました。
会場では、お久しぶりの方にもお会いして・・。行って良かったです。
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