エンターテイメントがビジネスを変える?

ごきげんよう♡

2019年02月11日 00:21

寒波の東京に行った理由は、タイタンの学校の見学。
タイタンとは、爆笑問題さんの所属事務所。奥様の太田光代さんが社長。

この学校が面白いのは、芸能事務所でありながら、芸人向けだけでなく、一般人が受講できるコースがあること。普通のお笑い学校に通ったとしても、芸人として食べていけるのはほんの一握り。だからこそ、受講生がどんな職業に就いたとしても、学んだことを活かせる学校を作りたいという光代社長の想いが形になっている。


この日の授業は、タイタン&DLE inc.による『事業の授業』。
バーチャルタレントを売り出すための事業で、芸人コースと一般コースの合同で10班(1班5~6名)に分かれて行っていた。
キャラづくりから、マーケティング、広告宣伝(YouTubeやアプリなど)なども自分達で考え、最終回(8回目)の昨日は、事業計画書を作成するという内容だった。

これは面白い!こんなこと、普通の学校じゃ教えてくれない。まさに〝考える〟授業。
芸人さん達は、常に0から1を生み出す作業をしている。考えて、考えて、考えている。
一方、一般人は時間を会社に売っている人が殆ど。
自分は自分の給料を稼げていると胸を張れる人は、いったい何人いるのだろう?
この事業計画。一般人こそやるべきだと思った。
自分の給料を稼ぐのに、いったいいくらの売上が必要なのか?その売上をどう作るのか?

日本人の生産性が低いのは有名な話。だって、一人一人が稼ぐ仕事をしていないから。
気づく力、問題を解決する力、新しいものを生み出す力、発想力、発想したものを形にする力・・全てが足りない。一人の稼ぎを、複数に分配している構図。


私が色々と質問させていただいたグループは、まさに今どきの業界を題材にしていた。
事業計画案は、私的にちょっと採算が合うかな??(私は社長なので、どうしてもシビアに見てしまいます。連続的に売上を維持する方法が乏しいかな?と思いました。)と思う内容だったが、そんなことよりも、20代~50代の目指すものが異なる仲間があれこれと話し合って結論を出していく、その経緯が尊いのだと思う。

光代社長も各グループを回って助言。色々と調べながら対応していました。TVで観るとおりの口調。飾らないお人柄。細くて美しい女性でした。せっかく私の横にいらしたので、先日の手術のお見舞いを申し上げれば良かった。普通に歩いていらしたから、大丈夫なのかしら?

土曜日の見学者は、全員が一般コースの方だったようで。
「今日は、全員一般コースの方みたいなので、そちら寄りの説明をさせていただきますね。」と言った後に、私に「えっと。一般コース・・・ですよね?」とわざわざ確認された事務局の方。さすがに芸人コースじゃないでしょう~、私。何だったんだろう??
一般コースには、普通の主婦の方も、国家公務員の方もいらっしゃると言っていました。

イヤイヤ本当に面白かった!勉強になった!行ってよかった!
ビジネスも、エンターテイメントが新しい価値を生むかもしれない。と思った夜でした。

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