50Gという言葉が流行っているらしい。
私がお気に入りのAbemaPrimeでは、何回か特集を組んでいる。
◎45歳〝働かないおじさん〟に早期退職者を募る大企業が多数!
人生100年時代に考える終身雇用性の限界とは。(2019年12月2日)
味の素他、キリン、コカ・コーラ、富士通、カシオ計算機、協和発酵キリン、東芝など。
◎働かないおじさんが増殖するワケ(2019年12月20日)
テレビだけではない。働かないおじさん問題は、どんどん広がりを見せている。
「5G」が話題の一方で、会社を悩ます“働かないおじさん”の「50G」問題
働かないおじさん問題は、2013年頃から言われてきた。当時40代半ば。
それが6年経って50代になったというわけだ。
働かないのは、何もおじさんばかりではない。おばさんだって働かない。バブル世代の特徴。
就職するのに全く苦労していない。人数が多いから、働かなくても目立たなかった世代。
人に迷惑をかけずに働かないだけならまだいい。
いない方が組織として仕事がスムーズに進むとさえ言われているんだとか。
これは・・・一緒に働いている人が辛いだろうね。
私は働かないおばさんに遭遇することが多いが、本当に50代は悩ましい。
現実として仕事ができていないのに、自分はデキると勘違いしているのが始末に負えない。
若い頃に実力以上に評価されて、何もしなくても給料は毎年上がってきた人達。
だから、50代になっての転職で、特にスキルがなくても、平気で『正社員』に拘る。
この間、「私は正社員なのに、全然戦力になっていない。とてもお給料は頂けない。申し訳ない。」って涙をポロポロ流して、一生懸命お話をしてくれた20代前半の子がいたけれど、50Gの人々はこの謙虚さとひたむきさの前に、恥ずかしいと思わなければ嘘だと思う。
20代前半の子に戦力なんて求めていない。あなたはこれから育つ人達なのだから・・と私は伝えたけど、こんなことを思っているなんて、何とすごい子なんだろうと感動したわ。
人生100年時代、もしかしたら50Gの人達は定年まで逃げ切りたいって思っているかもしれないけれど、そのあとの人生だって長い。仕事をせずに生活などしていけないだろう。
政府はせめて70代まで働いて下さいって言っているけれど、そのためには自分のキャリアのピークを延ばさないといけないということだ。30~40代にピークを持ってきては後が続かない。
そのためにできることとして、AbemaPrimeで言っていたこと。
1.変化に適応すること
2.学び続けること
3.ゴールを勝手に決めないこと
4.AIの時代、技術についていけないのであれば、人間力で勝負せよ
5.代わりができる人は厳しい。代わりが利かない人になれ ということで。
話は変わって。
今年のM-1はレベルが高かった。知らない芸人さんばかりだったけど、悪くなかった。
和牛がダメだったのは順当。この1年、テレビばかり出ていてネタが詰まっていなかった。
私的に今回見応えを感じたのは、上沼さんが和牛を痛烈に批判した場面。
「私は去年もその前も私は和牛にチャンピオンを入れました。でも、なんかそういう横柄な感じが、和牛に対して感じました。」
「なんかこのステージは僕のもの、リサイタル!緊張感もなんにもない、そういうぞんざいなものを感じました。」
「なんか分からないけど、和牛のような!あんなもん、なんか大御所みたいに」
「私は昨年もその前も、私は和牛をチャンピオンで押してるのよ。それなのに、(準決勝で一度敗退し)決勝まで残りくさらんかった!それが腹立つつーんですわ!」
上沼さんは、優勝する力を持ちながら、敗者復活で喜んでいる和牛に情けなさを感じたに違いない。松本さんだって、ぺこぱの採点が出た後、「和牛がいないということにね。」と呟いていた。皆、期待していたんだろう。
でも、叱ってくれる人がいて良かった。和牛はそれだけで決勝戦に出た意味があった。
来年こそ頑張ってほしいな。和牛の本気が見たい。
でも、和牛の漫才がM-1向きではないことも判るので卒業でもいい。それはそれで納得する。