失敗とリスクが生んだ、新しい価値「スーパードライ 生ジョッキ缶」
今日は、第26回モノづくり経営塾「スーパードライ 生ジョッキ缶 誕生秘話」 の講演会へ。
あの大ヒット商品がいかにして生まれたのか・・そのチャレンジの軌跡をぜひ聞きたい!と思って慌てて申し込んだものの、会場は比較的閑散としていた。どうして?残念。勿体ない。
講師は、30代後半の若きブランドマネージャー。それも良かった。
テキストは事前に送られてきたけれど、転載・公開は固く禁じられている。
マイナストレンドの打破 → ビールに拘りたい思い → 細かなリニューアルも売上低下に歯止めが効かず → 10年以上の失敗の連続。
きっかけは、たった一人のお客さまの何気ない一言。
そこで活きた11年前と5年前の失敗。
2つの失敗を掛け合わせたら・・・新しい価値が生まれるかも。
過去の技術を見直したことがイノベーションに繋がったと講師が言った。これが4年前。
でも、実現への道のりは長い。問題が噴出。
泡が噴きこぼれる = ビールメーカーとしての絶対悪。
しかし、新しい価値を提供するために、そのリスクを負うことを決めた経営陣。
新型コロナショックに沈む日本に、家飲みの楽しさを!と最速で市場投入。
これもリスクを取った意思決定だった。
商品にもリスクがあった。それはポジティブに訴求。
発売後の勢いは誰もが知るところだが、この物語にはやはり多くの学びがあった。
行って、聞いて、良かった。
2023年3月16日付で新社長に就任した、
元マーケティング本部長の松山一雄さんが社内メンバーに送ったメッセージが尊い。
賛否両論・雑音だらけの世の中、
どうしてもネガティブな声が大きく聞こえる。
だから一番必要なのは、
技術力・戦略力・マーケティング力よりも
きっと❝勇気と覚悟❞
お客さまを真ん中に置くと、ほとんどの悩みは消える。
これは最後に講師が映したスライド。
テキストじゃないから、出しちゃってもいい・・よね?
ご指摘がありましたら消します。でも、いい言葉。
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