幸先の良いスタート!
昨日は新年初めての面接。派遣社員。東京のお客さまの依頼。
最近は人を採用するのもなかなか難しい。
メールや書類ではまず判断できない。なぜなら『履歴書・職務経歴書の書き方』の〝マニュアル〟は山ほどあり、PCやスマホで調べればすぐ真似できる。
電話でも判断できない。同じく『感じの良い電話』〝マニュアル〟は出尽くしている。
年末は面接の無断キャンセルが続いた。
応募者の電話対応をしたSOちゃんから、感じの良い人だと聞いていた。
無断キャンセルは論外だが、転職市場が飽和状態の今において、感じの良さなど全くあてにならない。自分の魅せ方を知っている人が多いので、実際に会ったとしても判断は困難。
人を見極めるのには、結局〝マニュアル〟では身に着けられない部分しかない。
同じく年末に、書類を送ってきた人がいた。
直筆は美しいとは言えないが、一生懸命書いた跡があった。
なぜか自分の名前(名の方ね)の一部に修正テープで消した跡があって、ん?自分の名前を間違えたの??不思議~とは思ったけれど、そこにその人の人間味を感じた。
20代か。まぁそんなものだろう。可愛らしい
むろん、正式文書には修正テープは使用してはいけないと教えなければいけない。
でも、教えれば直せることなんてどうでもよい。救えないのは、教えても直らない部分。
この20代の方は採用させていただいた。
初日終了後に電話がかかってきた。
「無事に終了しました。ありがとうございました。何か不備はありましたでしょうか?」
決してしっかりしている!という感じではない。適度な緩さが彼女の良さを引き立てている。
そこが 自分の名前に修正テープ につながるような気がした。
さて、昨日の方。1時間半程度話して、大丈夫!と思った。
派遣の場合は、派遣先の人間関係、職場環境などにどれだけマッチングするかが大事。
いくら優秀な人でも、この職場にはあわないから紹介できないという場合もある。
クライアントとは10年以上のお付き合い。どんな人を求めているのかは十分理解している。担当者も回りまわって、元に戻った。実際に仕事をする現場との信頼関係もある。
幸先の良い1年の始まり。
関連記事