発端は1月下旬から。
設置企業の従業員のお子さま(卒園児)をすっごく久しぶりに日曜日(1/30)にお預かりしたら、その子が翌日発症した・・・という。「ごめんなさい。ご迷惑をおかけして。」とママ。
でも、ここまで来ると、誰が罹ってもおかしくないし、誰も悪くない。子どもだし。
すぐに保健所に電話。職員に抗原検査→PCR検査に行ってもらい、保護者にも情報提供をし。
感染症研究所のHPを読み、
医療ニュースを読んで、オミクロンの潜伏期間が2・9日と知り、子ども達と職員も変化なく、潜伏期間を終えられそうだとホッとした矢先の先週日曜日(2/5)。
職員から、家族が発熱した。のどの痛みもあるようだと連絡が入る。
喉の痛みと高熱は、オミクロンの典型的な症状。PCR検査の結果は出ていない。
職員の体調は全く問題ないとは言っていたけれど、その家族は陽性の可能性が高いと判断し、職員は濃厚接触者となるため、出勤停止とした。
シフトの変更と、保護者への情報提供。
一方、事務員のお子さまが通っている子ども園も職員と子どもが複数名感染し、登園自粛。
ご両親に預けながら勤務してくれていたが、限界がある。リモートにする。
金曜日(1/10)の朝、今度は土日祝日に勤務してくれているWワークの先生から電話。
「園長先生すみません!(メインの)職場で出てしまいました。私は大丈夫なのですが、明日法人全体で300名の検査を行うとのことですので、明日の勤務、お休みさせてください。」
シフトの変更・修正。
家族が感染した職員とは毎日連絡。状況確認をする。
で、昨日(1/10)のお昼頃、「すみません。陽性が出てしまいました」
だよね。潜伏期間を考えてもピッタリ。どんなに頑張って対策しても、家族間は難しい。
自宅療養は20日(日)までとは言っていたけれど、このあと、順番にに二人の子ども達が感染すれば、今月いっぱいは勤務は難しいだろう。月末までのシフトの変更をする。
この間、学んだことが2つ。
①濃厚接触者とは、感染の危険度合いではなく、お金の問題だということ。
保健所に電話した時、「先生方と子ども達は、濃厚接触者には当たりません。今、浜松は多いので、濃厚接触者は感染者の家族のみとなります。」と言われました。
気になったのは〝今、浜松は多いので〟という言葉。
どういう意味なんだろう?と思って、医療従事者に確認したところ、「色々条件はあるのですが、簡単に言うと、濃厚接触者になると、治療費が無料になるということなのです。それ以外は自費治療。だから、敢えて濃厚接触者にしてほしいという方々もいるんですよ。」
なるほど!要は〝今、浜松は(感染者が)多いので、家族以外は公費で診られません。だから、濃厚接触者は感染者の家族のみです。〟ということなんですね。そして、濃厚接触者の定義は、地域ごと・時期によって違うということ。
だって、確か少し前にダウンタウンの松本さんが、濃厚接触者だと言われて、元気なのに自宅療養だと言って、Twitterが話題になっていましたよね。家族が感染したわけでもなかった。
②家族が感染すると、感染の連鎖で約1ヶ月は自宅療養となり、仕事が出来ないということ。
社労士の先生からは、コロナによる欠勤は、有給・もしくは休業補償にて対応するようにとアドバイスを受けている。しかし、もしこの職員がひとり親やフリーランスだったらどうだっただろうか?と想像すると、これは予想以上に大変なことだと認識した。
ずっと自宅にいなければならないのも辛いだろうな。
まだしばらくはバタバタが続きそうですが、仕方がないですね。
そろそろピークアウトしそう(している?)ですし、何とか頑張りましょう!
いつもは元気に走りまわっているSTくんが、静かに座ってお雛さまにゴニョニョ話しかけていました。その後ろ姿が可愛くて、こっそり先生が撮ったお写真です。まだ途中の自分達のお雛さまも一緒に飾ってあります。こんな時期は、屈託ない子ども達の姿が癒しですね 子ども達に感謝。