見切り発車の結果

ごきげんよう♡

2022年01月02日 23:18

昨年の7月から静岡新園の採用活動を致しておりましたが、静岡の新園は中止となりました。
チラッと相談を受けたのが2年前。待機児童は既に2019年には解消。特に静岡は幼稚園文化。既にもう「箱」は必要ないと思っていましたので、その旨はきちんと伝えてありました。

しかし、昨年の4月に急に連絡が入り、基礎工事が始まったと。はっ???
「本当にやりますか?預けるお子さまはいます?」と何度も確認。
「着工済みなので、整備費の申請はできませんけど、(建設費用は)大丈夫ですか?」とも。

なぜ、着工前に相談してくれなかったんだろう??タイミングもあるし、それより何より、本当に必要か?という精査が必要なのに・・。とも思いつつ。
保育園は事前の「調査」と「試算」が大事なんです。試算表はどんな事業でも大事ですけど、特に、保育園は収入が公定価格で縛られている分、緻密な設計を要します。
そして作るより、「どう維持していくのか?」が重要。決して気楽に作ってはいけない。
株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)、ヤフー株式会社(Yahoo!)、LINE株式会社などの大手企業の保育園(企業主導型)でさえ、利用者が見込めないという理由で、2~3年程度で閉園しているのです。


若干の不満と不安を抱きつつ、開園準備は進めなければなりません。
採用は、浜松とは異なり反響は大きく、40名近い方々からの問い合わせや応募を頂き、10月末には全職種の職員がほぼ決定。且つ、10~12月には事前研修も始まっていました。
年齢、経験、人柄、素養のバランスが良く、これ以上ない納得の採用活動ができました。
今後、これほどの先生方を集めることは、叶わないだろうなと思っています。
事務機器、保育備品・玩具、給食食材、安全関係、健診、保菌検査・・など、取引業者との契約も進め、10~11月には保護者説明会も予定。それに伴い、書類の整備。

それが・・・。私が受講した施設長研修、冒頭の児童育成協会の挨拶で「整備費・運営費ともに、令和4年度の新規の申請受付はない。」と告知があり。  
ですよね。目的だった11万人分の受け皿は既にできている。
ということは、クライアントは整備費だけでななく、運営費も全く助成がない状況で、保育園の運営をすることになる。
職員の待遇にも大きく影響するだろう。研修の情報も入ってこない。
サクッと計算しても、この規模なら年間3~4千万円以上の費用が全て持ち出しとなる。
この費用が、一部の従業員への福利厚生費として妥当か否か?
園は完成間近。どうするのだろうか??と思いながら、クライアントに情報提供。

で、11/30(火)。クライアントから開園中止の連絡を受けた。ということです。
理由は、①預ける子どもがいない。  ②助成金が受給できない。
それから昨年末のバタバタ具合はご想像の通り。
何とか年内に残務処理は終えましたけど、思うところは大きいですね。
当社の信用も失ったと思います。


お掃除って、なかなか終わりませんねぇ。やってもやってもモノが出てくる
一番困るのがプレゼント類 使い方が解らなくて使わないものもあるし、好みじゃないものもあるし。フリマやオークションに出すのも面倒だし。
山ほどあるのは本。折を見て読み直したいから、それも置き場所に困っています。
就寝中に地震があったら、たぶん埋もれて絶えます、私。

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