2023年07月22日23:18
挽物所639さんに会いに清水へ≫
カテゴリー │ビジネス
昨日は、ある相談のために、株式会社挽物所639さんへ







アユ釣りを楽しんでいる人を横目に見ながら、ひたすら道を上っていく。
ナビが「着きました」と言っているけど、ドコ?? しばらく迷いました。
青空と深い緑のコントラストが美しい山奥の工房。駐車場には自生の栗。自然がいっぱいで気持ちがいい。
モノを送っておいたので、事前に色々と調べてくださっていて・・。
だいぶ難儀なことは解っていましたが、私の要望を一生懸命聞いてくださいました。
「ちょっとリスクが高すぎて、(チャレンジするには)難しいね。」
「こういう方法ならどう?割れないように作ることはできるけど・・。」
「重さはクリアできると思う。」
「でも、この感じがなくなりますよね?これは残したいんです。これがいいので。」
「そうだよね。雰囲気が全く変わっちゃうもんね。」
それでも、1つは何とか形になりそう
楽しみ。

折角なので、工房内を見学させて頂きました。でも、まず「挽物」ってナニ??
【静岡市の伝統工芸】のパンフレットから。
挽物(ひきもの)とは、轆轤(ろくろ)を使って木を回転させて刃物で削って作る製品です。元治元年(1864年)に箱根から技術が伝わったと言われていますが、第二次世界大戦後に始まった輸出が産地となった大きなきっかけです。
広々とした工房内。整理整頓が行き届いています。
たくさんの工具。かんなだけでも7~8種類。
「これは全部使うんですか?」と聞いたら、笑いながら「もちろん。」と。
百瀬社長は、5年をかけて道具を買い集めながら、独立の準備をしたと仰っていました。
その道具を置くために、築150年の民家を購入して家族で移転。
その時の住所が639番地だったことが会社の名前の由来に。
ここからがスタート。ここから日本文化を世界に発信・・・色々な思いが込められているんだろうな。
最近は、オンラインアポも多いけど、実際に会う・見る・話す良さも実感。会えてよかった。

作品の全てが美しい。お願いしたものがどんなふうに仕上がって来るのか、楽しみです。
道中、例の橋桁落下事故の現場を通りました。対面通行のため渋滞。ゆっくり進むため、より事故の大きさを目の当たりにし、改めて安全の大切さを感じながら緊張感を持って通り過ぎました。
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