2020年01月14日12:38
人は誰でも老いる。政府が70代まで働いて下さい。と言うのであれば、職業人生の着地をデザインすることも会社として早急に考えなければならないと思う。
「黒字リストラ」に思うこと≫
カテゴリー │ビジネス
年末年始は、ゴーンさんの逃亡やイラン情勢など、世界的にも物騒なことが多かったですが、日本の雇用関係のニュースもなかなか物騒な文字が並んでおります。
「黒字リストラ」拡大、19年9100人 デジタル化に先手 2020.1/13
拡大する「黒字リストラ」対象は誰?「働かないおじさん」以外も安泰じゃない 2020.1/13
早期退職、1万人超す 6年ぶり 2020.1/15
そう。「黒字リストラ」は今年ますます加速するのでは?と思っています。
記事中にもありましたが、もはや年代ではなく、個々がターゲットになる段階に入っている。
なぜか?だって時代と共に会社が求める人材も変化するから。
ここ2~3年、40代半ば~60代半ばなどの中高齢の方々の応募が増えた・・は実感としてある。
でも、会社が求める人材とは違う。採用は難しい・・が圧倒的に多い。
それでもこれからの時代は、中高齢者の雇用環境をどう整えるのか?ということも企業の課題として考えなければならないということも感じる。
後進に道を譲ってほしいと言われて前職を退職した60代の方が、当社の求人に応募してくれた時、履歴書と共に、返信用封筒が入っていた。おそらく、その履歴書が戻ってくることを想定して入れてくれたのだろう。その気持ちを思いはかると、ちょっと辛くなる。
友人のお父さまは、自分の作った会社を追われて、あっという間に認知症になってしまった。
かつての部下に、「じじいはもう会社に来るな!」と言われ続け、役員会も顔を出さなくなってしまったという。久しぶりに会ったおじさまは、以前の輝きを失っていた。いつも笑顔で颯爽としてカッコいい紳士だったのに。
先日のアベマプライムでは、働かなくては生きていけないと70代のご夫婦が出演していた。
人は誰でも老いる。政府が70代まで働いて下さい。と言うのであれば、職業人生の着地をデザインすることも会社として早急に考えなければならないと思う。
毎年受講している西遠労務協会さんの今年の『賃金の見直し方セミナー』。
内容に、高齢者の賃金(60歳以降の雇用形態と賃金の決め方)が入っていた。早速申込みを。
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