2022年05月03日13:15
嬉しい連絡≫
連休前、島根に転居した栄養士から、管理栄養士の資格が取れたと嬉しい連絡が入りました。


応用問題で、大豆アレルギーの乳児への対応の問題が出たので、YKちゃんのことを思い出しながら問題を解きました。保育園での経験も試験に活かせてたので、とても有難かったですと。
合格発表が年度末だったから忙しいと思って、遅れちゃってすみません。との配慮も

本当の意味での栄養士としての経験値はなかったが、若さを活かした献立はセンスが良かったし、盛り付けも美しかった。子ども達もたくさんおかわりをした。
栄養士や管理栄養士は、知識があればあるほど〝正しさ〟を主張する。でも、子ども達の食事は正しければよいのではない。楽しくないと!美味しくないと!と私は言い続けていた。それも彼女は上手に、栄養価とのバランスを取っていた。
今は学校給食で仕事をしながら、管理栄養士の職を探していると言っていた。
管理栄養士や栄養士という仕事は、どの業種で働くのかによって、仕事の内容が全く異なる。
「委託」に入ってしまえば、いかに多くの食事を、手際よく作るかという作業者になってしまう。なので、調理の段取りの組み立ては上手だが、献立を作らせると精度が低い。
「ドラッグストア」などで、栄養相談などの窓口にいる菅理栄養士は、実務経験がないため、机上の理論だけでアドバイスをしているだけ。説得力がない。実際に調理をさせてみると、じゃがいも1個が何グラムかも知らない。
「施設側」の管理栄養士は、「委託」の管理をするだけで、業務量が少ない。主にデスクワークで、補助金をもらうための人員としての採用が多い。だから、できることがごく限られる。
※食の世界の「委託」は通常と異なり、指揮命令者が「施設側」「委託」の2重になっている様子。それは「委託」ではないと、いつも不思議に思っている。
「社員食堂」「学校給食」は、大量調理で作業的になってしまう。作る献立も荒め。
「病院」や「介護」関係での勤務者は、知識も、技術も(ミキサー食、ゼリー食、きざみ食、嚥下食、病気別の食事など)豊富。量が多いため、業務は分担されていて、365日稼働で労働時間が長い。
※「病院」「介護」での経験者を採用すると、どうしても柔らかくしがちなのが難点
食べる機能が劣って(きて)いる人の食事と、これから咀嚼や嚥下機能を高めなければならない子ども達とは違うので、定期的なチェックが必要となります。あまり柔らかくしすぎないで、子どもの成長に合わせて、食感を出して下さいとお願いします。

「単なる作業者にならないように、ある程度仕事の幅が広く、自分で考えたことが日常的に活かせるなど、自由度が高い職場を選びなさい。どんな場所にいても、自ら学びを見つけてね。」と私は伝えた。若い子にも多くのチャンスが与えられて、能力を活かせる会社だといいのだけど。
上記栄養士が子ども達のために作った、昨年の子どもの日の給食と、パーティのおやつ。


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